今回、エアジョーダン1"シカゴ"をヴィンテージ調の風合いに仕上げた一足が2022年に1985年の装いで復刻。NBA並びにスニーカーヘッズに強烈な印象を残すAJ1。その中でもシカゴの名で親しまれるカラーリングは特別でホワイト、レッド、ブラックで構成された色合いはAJ史上最も人気を誇る。話題になっている一足は、デッドストックさながらの雰囲気を纏い、"ロスト & ファウンド/シカゴ"の名を冠して再び登場。一見、エアジョーダン1 "シカゴ"と大差ないように見えるが、細かな違いがいくつか存在する。ウイングロゴ周りのブラックレザーはヒビ割れた加工が施され、シュータンは黄ばみがかった色に。新品ながら、まるでデッドストックのようなヴィンテージ仕様の仕上がりとなっている。また、こちらのモデルは2022年11月19日に発売された。スニーカーブームの波に乗り、これまで名作と謳われるスニーカーが数々リリースされてきたが、その中でも最も有名なスニーカーの1つがナイキ エアジョーダン1"シカゴ"だろう。1985年に初めてリリースされたエアジョーダン1のオリジナルカラーの"シカゴ"は、Michael Jordan(マイケル・ジョーダン)の所属チームChicago Bulls(シカゴ・ブルズ)カラーを落とし込んだ赤、白、黒のカラーを代名詞として、スニーカー界で確固たる地位を築いてきた。
デザイナーPeter Moore(ピーター・ムーア)が施した初期ジョーダンならではのウイングロゴと、スウッシュの共存やオールドスタイルなフォルムなどシンプルながらも存在感のある出立ちとなっており、そのデザインはリリースから40年近く経っても人気を博し続けてきた。これまで1994年、2013年、2015年と3回復刻されてきたが、微妙に異なるデザイニングも相まり、各モデルに価値が生まれ、観察眼の優れたスニーカーヘッズは見ただけで何年製のシカゴなのかわかるという。このカラーブロッキングを基に、後続の人気別カラーモデルが生まれたことからもこのエアジョーダン1"シカゴ"がキング オブ スニーカーとして名を馳せ続けていることが窺える。