オーバーレイに落とし込まれたアーティスティックなグラフィックは、第二次世界大戦後の具象絵画が代表的なフランスの画家「ベルナール・ビュフェ(Bernard Buffet)」のもの。彼が描いた代表作品「青い闘牛士」や「アナベル夫人像」、リトグラフの小鳥などをデザインとして取り入れており、サイドのスウッシュロゴにはレッドカラーのレザー素材、トゥボックスやサイドパネルなどオフホワイトカラーの部分にはヌバック素材を使用するなど、異素材ながらも絶妙すぎるデザインパターンを演出。ダンクのみに止まらず、ナイキのスニーカー史上最高傑作の呼び声も高い超名作モデルだ。Nike Dunk Low SB “Paris”(ナイキ ダンク ロー SB “パリ”)は、当時世界各地で催された『ホワイト・ダンク展』がパリで行われた際に200足限定で発売された超限定モデル。そのデザイン性の高さから大きな話題を呼び、発売日当日には世界中から熱心なスニーカーヘッズたちが集結。だが諸事情により販売は途中で中断され、実際市場に出回ったのは200足よりもずっと少ない数だったそうだ。